若年層に広がる性病の実態

性病治療と健康保険の適用、献血での検査について

献血に行きますと、必ず、事前に献血者が性病にかかっていないかの検査が行われます。
人によっては、この検査を受ければ、あえて病院に出かけていって検査キットを購入しなくても、献血のときに検査してもらえばタダで検査を受けられると考えている人もいるようです。
しかし、それは間違いです。
献血にあたっての検査では、その結果が本人には通知されません。
仮に、献血を希望してやってきた人がHIVに感染していたとしても、感染している事実は絶対に教えてくれません。
これにはれっきとした理由があります。
手術を受けている患者に輸血される血液が、何らかの菌やウィルスに感染しているのであれば、その血液を使うわけにはいきません。
そのために、献血の際は厳密にチェックするのです。
どれほどしっかりチェックされたとしても、感染初期のものについては判別が難しいこともあります。
もし、検査の結果を本人に通知してしまったら、献血を性病検査がわりに使おうとする人が集中してしまい、逆に、感染された血液が混ざってしまう懸念が高くなってしまうのです。
そんな事情があって、結果を本人には通知しないことなっています。
なお、一部に、性病は健康保険の適用対象ではない、といった誤解があります。
これは間違いです。
性感染症のほとんどは、粘膜と粘膜と直接接触によるものだから、対策をとらないで交渉を行った人の自己責任であるから、健康保険が適用されない、と誤って理解している人が一部にいるようです。
確かに、過去には性病は健康保険の対象外でしたが、現在では、風邪や腹痛と同じように、3割の自己負担で受診することができます。
もし、自分に性病の疑いを持った場合は、男性の場合は泌尿器科、女性の場合は婦人科が窓口になります。